1975-06-26 第75回国会 衆議院 農林水産委員会 第31号
というふうに第一項に答申されておりますが、これを見ましても、いわゆる従来のパリテイ方式によらずに何とか算定方式を考えていかなきゃいかぬと思いますし、また、長官、農林大臣等が言われるように、所得補償方式を含めていろいろな意味で検討をせなければいかぬということで、従来にない各委員の活発なしかも強い意見が出たことをひしひしと感じたわけであります。
というふうに第一項に答申されておりますが、これを見ましても、いわゆる従来のパリテイ方式によらずに何とか算定方式を考えていかなきゃいかぬと思いますし、また、長官、農林大臣等が言われるように、所得補償方式を含めていろいろな意味で検討をせなければいかぬということで、従来にない各委員の活発なしかも強い意見が出たことをひしひしと感じたわけであります。
特に甘味資源作物の中心であります、てん菜、サトウキビの最低生産者価格については、パリテイ方式による再生産を償えない価格のため、年年耕作放棄が続出し耕作面積は激減しております。しかも、それに加えて機械化、集団化など生産基盤の立ちおくれ、そしてインフレ、物価暴騰のため甘味資源作物生産農民は生産意欲を失い、国内産砂糖生産は危機に瀕しておると言っても過言ではありません。
私は先ほど午前中の福田大臣の御答弁ではありませんけれども、いわゆる本年物価上昇の要因と見られた三つの問題について、一応の要因がなくなったということで、引き続き一けた以内の公約を実現することができるのだという自信ある御答弁があったわけでありますが、そういうことを前提にいたしますと、やはり生産者米価というものは、春闘の賃上げあるいはパリテイ方式等をおとりになるならば、パリティ方式の指数からいってどの程度
それから価格の問題を先ほど落とされてしまったんですが、このビートの価格についてパリテイ方式を採用するということが心要ではないか、いわゆる大臣勧告価格をどのように参酌をして、ことしの価格というもの、取引価格というものをきめようとするのか、私どもは少なくとも参議院の附帯決議をいうものを政府が十分参考にされて、そしてその附帯決議を尊重して、その方向に沿った価格というものをきめてやるべきじゃないか。
パリテイ方式による十カ国委員会、この十カ国委員会がジュネーブにおきまして相当の期簡単縮問題の討議をいたしたので、その際にソ連側の主張としては、昨年フルシチョフが国連に参りまして提案をいたしましたソ連提案というもの——四カ年に三段階に分けての軍縮提案でございます。
すなわち、私ども、農林省原案を作成いたしまして、これを御討議願うという際におきまして出た数字が、新方式では九千七百円、旧方式すなわち所得パリテイ方式では九千六百九十二円、これは、私どもといたしましては理論的に彼此勘案いたしまして、中をとりまして、九千六百九十六円といたしたかったのです。しかし、そうなりますと、昨年の基本米価の九千七百円を引っ込むことになります。
手取り平均価格というのはこれは三十一年から三十三年までパリテイ方式によって算定された手取り米価でしよう。ですから、根拠が違うんですよ。こちらの平均生産費というのは、今度新しい算式によってできた生産費ですからね。
政府は、従来のパリテイ方式とあまり変りばえのしない計算方法をやめて、バルク・ライン方式を確立した真の生産費所得補償方式を採用する意思ありやいなや、農林大臣の御所見を伺いたいのであります。(拍手) 次に、米価に直接関連の深い予約減税措置についてであります。
そういうことをいろいろ考えてみますと、先ほどパリテイ方式による米価の決定は不都合だというようなお話もございますが、実はそれらの点ともにらみ合して今回の予算米価をきめて、こういうことから長い間の問題でありましたこの特別減税措置というものについて再検討を加えたのであります。
それから、現在予算に出ているのはあくまでも予算米価だから、米審の意見を聞いて、最終的に米価決定の際はパリテイ方式を採用するか、生産費並びに所得補償方式を採用するかは、十分検討してやりたいというふうに長官は言っている。それは大臣もそういうお考えでありますか。
パリテイ方式が長い間採用されたけれども、これは地代と労力費の算定が非常に困難だということで、今日までごまかしてやってきた。その結果昨年の米審で再検討が行われて、生産費所得補償方式というものが出て、今日米価審議会はこれを明確に確立したのであります。
と申しますのは、農林当局が米価審議会に案として出されましたものは、これは政府の発表通り、はっきりどういうふうな算定で一万六十円を出したかと申しますと、これは要するに基準価格を二十八年度以降の平均の支払い価格に改めて、これを基準としてパリテイ方式によって算定したと出ております。これは要するに二十八年度と九年度のものを二つ足して二で割って、そしてパリテイの方式で修正したというだけであります。
そうすると結局本答申の二項と、それから附帯決議が二つついておりまして、その第一の問題は、「パリテイ方式は事情変更に即応するようこれを改善すること。」ということでありますから、これは次の問題で、今の問題じゃない。次の「政府は集荷の確保をはかるため心当り三百五十円以上の奨励措置を講ずること。」こういう二つです。せんじ詰めてくれば二点ですよ。この二点とも採用するということなんでしょう。そうですな。
ところが、一方ではパリテイ方式を中心にして、なるべくおさえようとされる。一体予約制度というものは、統制をはずすという暫定措置としての予約制度というものは、一体どういうことなのかということが、従って農民はやっぱり今の御説明ではわからないと思う。ですから、私は統制をはずす暫定措置としての予約制度というものは、一体どういうふうにお考えになっておるのか。
これを同じくパリテイ方式をとっても、五月末のパリテイで今やったのだから、従来大体九月末のパリテイで米価は実質的にはやはりきめなければならぬ。そうすると、その間これはまあ上るか下るかわかりませんけれども、指数が。これは先ほど梶原委員の質問に対して、そういう場合には措置するということをお答えになったわけです。
○梶原茂嘉君 今回の一万六十円べースの基準米価の算定の基礎といいますか、これは従来のパリテイ方式、これまでやってきた大体の方式とこう考えていいわけですか、どうですか。
ただ一つ問題になりますことは、御承知の通り、減収加算という制度はパリテイ方式に伴いますいろいろな欠陥を補正するという意味が多分にあるわけでございますので、それに対しまして本年の米価の構成がパリテイ価格で算出しましたほかに、基本米価の中に一千円という相当多額な金額が入つて来ております関係上、これと減収加算額というものとの理論的なつながりをどう考えて行くかということが、本年は相当議論の対象になつて来るのではないかというふうに
○新澤説明員 出た場合におきましても、米価の立て方が、やはり基本米価の中に千円というものが入つて来ておりますので、減収加算というパリテイ方式を修正する一つの要素という意味合いで取上げた減収加算と、理論的には違つた立場でこれを取上げなくてはならないことになるのではないかという点は、まだここでそういうふうにきまつたわけではございません。
パリテイ方式を一擲して、あるいはパリテイ方式の修正として九千百二十円ときめたのか、その内容は何なのかということです。パリテイに特別加算をふやしたのか、パリテイを変更したのか、内容は何です。私どもの見解は、パリテイ方式は将来やめなければならないときめたのは、一応昨年度の米価決定においてはパリテイ方式が基本になつた。この基本にすることは将来やめなければならないという決議をしておると思う。
なお価格の体系を、従来はインフレ下におきまする米価の体系といたしまして、パリテイ方式をとつておつたわけでございますが、現在の経済状態のもとにおきまして、今後の価格方式というものをどういう形のものをもつて、とつて行くかということにつきましては、さらに検討を要しますので、今専門の委員をお願いいたしまして、これの検討に入るということに考えておるわけであります。
いろいろの御批評はございますけれども、自由党といたしましても、政府といたしましても、この農産物価格安定に今日最善の方式としてとられておるところのパリテイ方式に自由党の政府の政策を加味して、この価格を決定いたしておるわけでございます。今日都市農村を通じて経済を達観いたしまする場合に、私は農村のかような重要農産物の価格が不当に安くきめられておるということは断じて承服いたしがたい。
そこでどんな価格決定の法文を見ましても、パリテイ方式をとる場合でありましても、その他の方式をとる場合でありましても、その他の経済事情を参酌してということが必ず加わつておると思うのです。この点は一つも抜けていないと思う。他の経済事情を参酌してということは、関連するところの農作物の状況を意味しておるものと私は思う。
なるべく御趣旨に沿つてやりたいと思うのですが、パリテイ方式そのものが、非常に若いのでございまして、かんしよ、ばれいしよの場合は、二十六年からの計算になります。従つて蔬菜の関係にいたしましても、あるいはあめにしても、酒にしましても、アルコールにしましても、砂糖にしましても、それほど大きな需給上の変動は、おそらく起つてないのじやないか。
、これは恐らくもう事務当局から評しく申上げておることと思いますから、繰返すことはいたしませんけれども、前々国会で相当問題になりました完遂奨励金の八百円の性格の問題、一応私どもは供出のための奨励金という考えで、併し扱いましたところは義務供出の全品に対して支払つて参る、そういう関係から、これはもはや一般的に基本価格の一部というように認められているところと存じまして、これを基本価格に織込んで、そしてパリテイ方式
主義方式で計算せられた価格が合理的である、不合理であると、これはお話ではございまするけれども、江田さんの御意見は御意見でございまするけれども、問題は国が全面管理をいたしておるから、その御不満がそういうところに現われて来ると思いますが、いずれの国におきましても、私はまあ余り外国のことは知りませんけれども、この一年間アメリカ国会での、上下両院でのこの問題を廻ぐつての論争にいたしましても、如何にしてパリテイ方式
○保利国務大臣 これは先ほども申しておりますが、農家の経済を全国民的経済の中において均衡を保つて維持して行くためには、すなわち農家が全体経済の中において食糧増産をさらに推進して行くためにも、合理的な価格決定の方式としては、一応パリテイ主義によることが今日の研究段階では妥当である、こういう結論でパリテイ方式をとつておるわけでございます。
○川俣委員 時間がないので私はできるだけ省略いたしますが、今日まで新パリテイの農業パリテイ方式をとつて参りましたのは、食管法の三条にいう再生産を償うに足る方式としてパリテイ方式をとりましても、これらの物量投下量から見て行つたものも、あえてそう大した相違がない。
○保利国務大臣 パリテイ方式をとつておりますのは、全体の農家が買い込む物資の価格の変動と、農家が売り出す生産物の売出し価格との調和をはかるという点において拾てがたい合理性があると思うのであります。ところが、それでいろいろパリテイのとり方、扱い方についてはまだ意見が相当あると思います。
ただいまの御説明では、理論的に一つのパリテイ方式でそういう一つの算出の数字が出るというように伺つたのであります。しかし米価の問題は実際の問題だろうと私は考える。実際の問題であると同時に國民の常識の問題でなければならぬ。国民の常識によつてこれが正当なりと判断することのできない米価を出すということは、断じて許されることのできない問題だろうと私は思うのです。
ただ米がいろいろな事情で統制になつているわけでありまして、その統制の中で生産者価格は需給関係と離れて、一応再生産を確保するような価格ということを目標として価格を建てておるということが規定に出ているわけでありまして、その再生産を確保する価格とするにはどういう方法を用いるということで、現行のパリテイ方式が出ているわけでございます。
○新澤説明員 基本米価につきましては、パリテイ方式そのものに対する批判はいろいろございましようが、一応専門家の方々の間で練られたパリテイ方式が相当権威を認められているわけでありますから、そういうパリテイ方式に基いて算出せられた価格という意味合いにおきまして、ほぼ妥当な線を行つているものと考えていいんじやないかと思つております。
で、この供出完遂奨励金の八百円というものの性格について、従来のパリテイ方式がすでに昨年産米価を決定するとき以来崩れておるのではないかというような議論があり、我々も過渡的な価格形成方式としてやむを得ないものと考えておるわけですが、何と申しましても米価がパリテイ方式だけでは満足し得られないというふうな現状、これは統制を外してみて需給価格がどうなるかということの推定にも基くわけですが、その推定の困難さにもかかわらず
○説明員(中西一郎君) 先ほどまあ個別に内容を分けて御説明いたしましたが、一応従来の考え方を踏襲してやつたこと自体については、パリテイ方式がまあ今日合理的根拠を失いつつあるじやないかといういろいろ御批判もあると思いますが、一つ一つ見れば一応農林省の価格構成論いうのがここで実現されておるというふうに考えております。